STORY
「1940 Coffee Liqueur」は、港まちとして発展してきた地元・福井県敦賀市の歴史や文化、人という「素材」にインスピレーションを受けて生まれました。地元の酒屋、メーカー、コーヒー専門店の知恵や技術を結集させて作り上げたこのコーヒーリキュールは、他のどこでもない、敦賀だから生まれたコーヒーリキュールです。
そんな「1940 Coffee Liqueur」に込めたストーリーや、楽しみ方をご紹介します。
地元の老舗酒店「酒文化 食文化 ウタ」を営む打它さんの発案で、このプロジェクトは始まりました。
「古くは古事記に登場するほどの敦賀の深い歴史や文化、そしてそれを育む人の技術。地産の食材だけでなく、これらもまちにある貴重な"素材"ではないか…」
そう考えた打它社長が目をつけたのが、県内でいち早く珈琲専門店を始め、敦賀のカフェ文化を牽引してきた新田珈琲でした。この店には、日本でも数少ない珈琲鑑定士と、日本一のカップテイスターが在籍しています。コーヒーという港まちらしさある舶来の品と、歴史ある店とまちとのつながり、そしてそれを現代に受け継ぐ人の技術。これらが結びつき、港まち敦賀が誇る新しい特産品として、新田珈琲が焙煎した上質なコーヒー豆を使用したリキュールを作りが始まりました。
打它さんの思いに賛同した2社が加わり、地元の3社がタッグを組み商品開発が進行。新田珈琲が手塩にかけて焙煎したコロンビア産のカフェインレスコーヒーを用い、同じく福井県の若狭町でクラフトリキュールを手掛ける株式会社エコファームみかたが製造を担当しました。厳選した国産ウォッカとコーヒーをブレンドし、発案から8年の歳月を経てついに商品が完成しました。
福井県敦賀市で1922年創業の老舗酒店。日本酒から洋酒、食品まで、品質重視で取り揃え、【J.S.A.ソムリエ】と【J.S.A. SAKE DIPLOMA】の両資格を持つワインや日本酒の幅広い知識で、お客様への最適な商品提案に役立てている。また、これまでにも敦賀の名産品「昆布」を使ったオリジナルリキュールを開発するなど、地元の食文化・酒文化の再認識・創造に貢献してきた。
1940年に「チモトコーヒー」として敦賀で創業以来、三代に渡り、自家焙煎珈琲一筋で営業するコーヒー専門店。現在は、「J.C.Q.A.認定コーヒー鑑定士」の資格を持つ店主と、その妻で、日本一に輝いたカップテイスターの二人が、日々研鑽を続けている。世界から厳選した最上級コーヒー豆に合わせ、丁寧に焙煎されたコーヒーが楽しめる。
そして、「1940 Coffee Liqueur」につけられた4桁の数字。これは、敦賀を象徴するとても大切な数字です。
西暦1940年。この年は、杉原千畝が迫害を受けるユダヤ難民たちに、敦賀港行きの「命のビザ」を発給した年です。さらに、敦賀初の自家焙煎珈琲専門店「新田珈琲」が「チモトコーヒー」として創業した年でもあります。
敦賀にこのような歴史があるのは、敦賀湾という天然の良港があったがゆえ。自然が作り出した港とにまちは発展し、そしてこの港からさまざまな歴史エピソードが生まれたのです。
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つまり1940という数字は、敦賀港の歴史的重要性と、港がまちにもたらした舶来文化を象徴する年なのです。まるで子供の生まれ年のワインを保管しておくような気持ちで、この大切な年号を商品名に刻みました。電話番号や路線番号のようなナンバリングではなく、過ごした時間を感じられる数字だからこそ、私たちも商品やまちと共にこれからも歴史を積み重ねていきたいと思います。
そんな「1940 Coffee Liqueur」は、お好みに合わせてさまざまなシーンでお楽しみいただけるリキュールに仕上げました。ミルクや生クリームと合わせてカクテルにするもよし。アイスクリームにかけてちょっと大人のスイーツを楽しむのもよし。しかし特におすすめしたい飲み方がオン・ザ・ロックです。
「1940 Coffee Liqueur」に氷を浮かべ、グラスをゆっくりとくゆらせながらお召し上がりください。やや深煎りのフレンチローストに焙煎した香り高いコーヒーと、甘味に使用したてんさい糖のほのかな甘味を、大人な雰囲気で味わっていただけます。
舶来文化を楽しむ人々で賑わう1940年当時の敦賀を思い浮かべながら、夜のゆったりとしたひとときをお過ごしください。
(Text: Ayaka Nishiyama)